MRIについて
これまで頭痛やめまいなどがあって脳や脳血管に不安を持たれていた患者さんや、生活習慣病で脳血管の動脈硬化や隠れ脳梗塞などを懸念されている患者さんなどに、頭部MRI/MRA検査をお勧めしています。
MRI検査について
診療科 | 疾患 |
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脳神経外科・神経内科 | 脳腫瘍・脳血管疾患・脳動静脈奇形・外傷・認知症・パーキンソン病 |
消化器外科・内科 | 肝・胆・膵の病変・MR胆管膵管撮影 |
整形外科 | 頸椎症・胸椎・腰椎のヘルニア・脊柱管狭窄症・脊髄腫瘍・脊髄奇形・骨軟部腫瘍・関節の靭帯損傷・半月板損傷など |
泌尿器科 | 腎臓・尿管・膀胱の異常 |
婦人科 | 子宮・卵巣の異常 |
耳鼻咽喉科 | 頭頚部癌の発見、咽頭・喉頭の異常・聴神経腫瘍など |
眼科 | 眼窩や眼球内部の腫瘍など |
MRA検査
MRI検査が受けられない方
下記の内容に当てはまる場合は検査の部位に関わらず、MRI検査を受けることができません。また、事前に受けた手術や検査の内容によって、MRI検査が可能かどうか、その手術や検査を行った医療機関に確認する必要がある場合があります。
- 心臓ペースメーカー・除細動器を使用している
- 人工内耳を使用している
- 脳深部刺激装置を使用している
- 脊髄刺激装置を使用している
- 眼球内に金属片がある
- 骨折などの手術で金属を入れている
- 子宮避妊具を使用している
- 1カ月以内に血管内ステントや血管内フィルターを挿入した
- 2週間以内に内視鏡検査でポリープを摘出し、止血用クリップを使用した
以前受けた手術や検査で確認が必要なもの
- 過去に頭部のシャント術・脳動脈瘤クリップ手術を受けたことがある
- 刺青・タトゥー、アートメイクが入っている(軽い火傷になることがある)
- 磁石式義歯を入れている
- 歯科矯正をしている
- 材質が確認できない金属がある
MRI検査についてのQ&A
Q:MRI検査はどんな検査ですか?
MRI検査とは、強い磁力を利用することにより体内の水分や血流の状態を詳細に調べることができる検査です。脳神経の分野では、脳卒中、脳組織の萎縮や腫瘍の有無、脳血管の状態などを調べる大事なツールとなっています。検査は、仰向けに寝て、トンネルのような筒の中に入って受けます。磁力を使った検査のため、被爆の心配がありません。人体への痛みや苦痛がないので安心です。
体内に金属がある場合は、検査できないことがあるので、事前に相談してください。
MRI検査はどのくらいの所要時間でできますか?
最短で30分ほどで終わります。頭頚部以外の肩、腕、膝などの整形外科領域のMRI検査の場合は、撮影に1時間ほどかかります。
MRI検査はどのくらいの費用がかかりますか?
MRIの検査費用は保険診療となります。
検査内容 | 診療総額目安 | 1割負担目安 | 3割負担目安 |
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MRI(非造影) | 27,000~34,000円 | 2,700~3,400円 | 8,000~10,000円 |
MRI(造影) | 34,000~57,000円 | 3,400~5,700円 | 10,000~17,000円 |